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鳶職はきつい?【学歴なしで勉強が嫌い!でも稼ぎたい】給料も公開

こんな悩みに応えます
こんにちは筋パパです
将来の就職先で、鳶職はどうなのかなぁと悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する「鳶職がきつい5つの理由」を読むと完全に解説します
なぜなら、実際に僕が鳶職を10年以上続けてきたからです
この記事では、鳶職はなぜきついのかと言うポイントを3つ紹介し、後半では鳶職の年収の上げ方、更に建設業で年収を上げる具体的な方法を詳しくご紹介してます
記事を読み終えると、鳶職の事を詳しく理解でき、建設業で将来的に安定して稼げるようになります

鳶職とは?
鳶職とは、建設業で働く職人の事です
ガテン系などとも呼ばれたりします
大きなマンションを作る場合でも、小さな工場をつくる場合でも共通するガテン系職種として
- 鳶職
- 鉄筋屋
- 型枠大工
- 測量屋
- クレーン屋
- 内装屋
- 電気屋
などに分けられます
就業時間は8:00から17:00です
各現場で8時からの朝礼が基本、そしてお決まりのラジオ体操です
最近は海外の研修生が多いので、いきなりラジオ体操と言われてもわからない事が多いです
そりゃそうですよね
現場は8時から17時が定時ですが、基本的に移動時間で残業の手当ては支給されません
10時から10時半は休憩
12時まで作業をして昼休憩は1時間
午後のサイクル
15時半から作業を開始
昼飯の合図は2本の指を箸に見立て、ご飯を書き込むジェスチャーです

鳶職のきつい作業内容と種類
鳶職と一言で言っても、実は種類があります
足場屋さんや鉄骨屋さんなどと呼ばれたりもします
ザックリ分けると以下の3つです
- 鉄骨鳶
- 重量鳶
- 足場鳶
です
解説します
鉄骨鳶
鉄骨鳶は、鉄骨を組み立てる専門鳶です
主な作業内容は、鉄骨造の建物の鉄骨をクレーンで釣り上げ、合図を出して組み立てていきます
他にも、組み立てた鉄骨にボルトを入れる足場(トビック)をかけたり、その後の業者が安全に作業を出来るように、落下を防ぐ水平ネットを張ったりします
柱の重量は、建物によりますが小さい建物だと約2トン
大きな工場となると、柱だけで10トン以上の重さになります
当然、リスクも大きく
- 落下の危険性
- 挟まれの危険性
があります
重量鳶
重量鳶は、建設現場ではなくプラント関係の仕事がメインです
例えば
- 発電所
- 石油関係の工事
です
作業内容は主に、大きな配管や既存のプラント関係の建物に、足場をかけたりします
金庫の搬入や、電気のキュービクル(変圧器)の据え付けを専門としている業者もあります
足場鳶
足場鳶は、建築現場で他業者が安全に、快適に作業をするための職種です
具体的に
- 仮囲いの設置(現場の周りの囲い)
- 現場の通路の整備
- 手すりの整備
- 鉄板の敷き込み
なども足場鳶がやることが多いです
つまり、足場鳶は現場の安全を守る職種と言う訳です
鳶職がきつい理由を2種類に分けて解説
鳶職がきつい理由をみていきます
きついと言っても種類があります
- 体力面できつい
- 精神的にきつい
です
では、みていきましょう
体力面できつい5つの理由
鳶職はとにかく体力勝負です
具体的にきつい理由を分けるとこんな感じです
- 朝が早い
- 夏は暑い
- 冬は寒い
- 材料が重い
- 高い所が怖い
- 覚える事が多い
控えめにいってもやばすぎです
という訳で、気が乗らないですが、みていきましょう
朝が早い
鳶職は、とにかく朝が早いです
鳶のイメージとして
- ヤンキー
- 毎日飲み歩いている
- 遅くまで遊んでいる
と言うイメージですが、実際は全然違います
8時の現場朝礼に間にあわせるために、現場が近くても6時半には家を出る事が多いです
早出作業や遠い現場だと5時、最悪は4時の経験もあります
朝が苦手な人は起きる事ができる方法を 朝活がおすすめ!人生を激変させる具体的な方法と絶対出来る4つの行動で解説しています

夏は暑い
現場仕事なので、当然夏は暑いです
さらに現場には、鉄板が敷いてあるため、体感的には砂漠です

と、思われがちですが、鉄板の上の風は熱風です

高い所でも建物の裏などになると
- 無風
- 直射日光
- 作業場逃れられない
と言う地獄になります
やばすぎです
冬は寒い
現場のほとんどが外なので、当然冬は寒いです
関東は比較的暖かいですが、東北の鳶職はクソ寒いです
一番寒かったのは、夜間作業で福島で橋をかけていた時です
遠くの方から橋桁が白く凍ってくるのがわかりました

材料が重い
鉄骨などの材料は、人力では無理なので当然クレーンなのですが、足場の組み立てのほとんどが手作業です
例えば
- パイプを運ぶ
- 足場のアンチ(足場板)を運ぶ
- 枠を組み立てる
など、一つ一つの材料が10キロ以上です
これらを1度に数個運ぶため、きついです

めちゃ怒られます
そんなんで怒られても関係ないよ!という精神が安定している人は、1個ずつマイペースで作業しましょう

高い所が怖い
足場作業や鉄骨組み立ての現場は、基本的に高所作業です
安全帯を付けているとはいえ、高い所に慣れていなければ無理です

ちなみに、高所恐怖症と言うのはないです
高い場所は誰でも怖いですが、仕事だと割り切れば慣れます
覚える事が多い
鳶は低学歴でクズ人間が多いイメージです
しかし実際は覚える事が多く、きついです
パイプでちょっとした小屋を組み立てるにしても、パイプの立て方や、横方向のパイプの流しかたなど、何もない所に組み立てていきます
大きな建物になってくると応用力が求められます
最初は覚える事が多く大変です
精神面できつい3つの理由
鳶職がきつい理由として、精神的にキツイ問題が一番厄介です
ザックリ分けると以下の3つです
- 集団行動
- パワハラ
- 飲み会が多い
集団行動
鳶職は一人で出来る事は限られています
つまり、常に誰かといるという事です
集団生活に慣れている、もしくは気にならないという人はいいです
しかし、1人が好きな人にはかなりのストレスになります
しかも早朝の出勤の車から集団生活の開始、きついです
パワハラ
上司のパワハラは日常茶飯事です

そうでもありません
確かに僕が鳶職をやっていた、10数年前に比べると手を上げる職人は少なくなりました
が、まだ一定数はいますし、大きな声を出して威圧的な人は実際に多いです
訴えてもいいのですが、自分の首を絞めるだけです
鳶職は休んだ分の給料は出ません
「面倒くさいから首」と言われれば翌日から無職です
行き過ぎたパワハラは問題ですが、鳶職の職場環境はほぼ、改善されないです
飲み会が多い
仕事終わりのビールは最高です
しかし、上司の愚痴を聞く飲み会は、きつい以外のなにものでもないです

楽しい飲み会はいいですが、きつい飲み会はなるべく断り、自分の体を大事にすることが大事です
鳶職きついけど給料はどうなの【公開】

鳶職はきつい分給料も高めですが、実はそこまで給料は高くありません
なぜなら、税込収入だからです
税込年収とは
税込年収とは、所得税や社会保険料などが引かれる前の1年間の総支給額をいい、「額面年収」とも呼ばれています。
税込年収は就職・転職の際の面接時に「額面で○○万円」などのように提示されます。尚、この金額には交通費は含まれていません。
これに対し、所得税や社会保険料などを差し引いた1年間の収入のことを「手取り年収」といいます。https://hataractive.jp/useful/2884/
例えば、僕が鳶職をやっていた10年前でも、関東では1日17,000円でした
手取り額で言えば高いですが
- 年金
- 健康保険
- 市県民税
をもらった金額から自分で払わないといけません
1日の日給が17,000円だとして、17,000円×26日=442,000円だとしても、上記のお金が引かれます
つまり、手取り額はそこまで高くないという事です
鳶職をやるなら若いうち
鳶職の給料は若いうちは周囲よりも高めです
しかし年齢を重ねていくほど体力的にもきつくなります
比例して、周囲の仲間の給料は年齢に応じて上がっていきます
つまり、鳶職は年齢とともに実質賃金は下がっていくという事です
鳶職はきつい【経験談おすすめの成り上がり方法】
鳶職はきついので、いつまでも続けることはおすすめしません
という事で僕がおすすめする、現場経験を生かした年収の上げ方を解説します
僕の具体的な体験談なので人によりますが、参考になるかと
- 10代
- 20代前半
- 20代後半
- 30代前半
に分けて解説していきます
鳶職はきつい10代の過ごし方
鳶職になりたての10代は、右も左もわからないので、とにかく先輩の言う事をよく聞きましょう
現代においては
- ブラックだの
- パワハラだの
いろいろありますが
そんなことを言っていては、生き残れません
つまり、とっとと仕事を覚えて、叱られないように自分が成長することが重要です

- 仕事ができる
- 理不尽な事を言わない
- 面倒見がいい
- 飲みに連れて行ってくれてる
上記のような先輩について、とにかく仕事を早く覚えましょう
20代前半
20代前半は、鳶職でのきつい仕事にもある程度慣れて、一つの仕事を任せてもらえるようになります
例えば、鳶職は大きな現場だと複数のグループに分かれて作業をします
ある程度仕事をこなせるようになると、グループの班長的なポジションになります
- 若い奴
- 仕事ができない爺さん
を連れて、現場を回る様になります
20代前半はグループの班長として、自分の仕事をテキパキこなし、信用を得ましょう
20代後半
20代後半にもなると、センスがあれば小さい現場を任せてもらえるようになります

職長は現場によりますが、作業をするより
- 仕事の進捗状況
- 明日の搬入関係
- 現場監督との打ち合わせ
- 翌日のクレーンの配置
- 翌日の作業人員の配置
などの仕事が多くなります
つまり、鳶職でもきつくないという事です
余裕が出来てきたら、現場経験を生かした今後について考えていきましょう
30代前半
30代にもなると職長になり、若い時のような忙しさはなくなります
つまり、きつくないという事です
心の余裕が出来るので、今後の事を考えましょう
僕の場合の選択肢は以下の2つでした
- 現場経験を活かせる仕事をする
- まったく違うジャンルをやる
です
まったく違うジャンルとは
- 物販
- ブログ
- プログラミング
などのジャンルです
上記のような仕事は学歴はほとんど必要はありません
なぜなら、自分の頑張り次第で稼げる額が決まるという事です
もう一つの選択肢は現場経験を生かした仕事です

具体的に言えば移動式クレーンの免許を取りました
移動式クレーンであれば現場の知識が通用します
通用どころか、鳶職の経験が必要と言っても過言ではないくらい、相性ばっちりです
さらに移動式クレーンの免許は国家資格です
つまり、国家資格なので学歴なしで、まともな会社に入れるという事です

正直、鳶職でここまでの年収はきついです
出来たとしても、体を酷使しすぎて毎日がきつすぎるでしょう
鳶職→クレーンオペレーターが最強
という訳で
- 現場経験を生かした国家資格を取る
- 社会保険が適用される会社に入る
年収を上げたいなら、クレーンオペレーターをおすすめします
これからと鳶職を始めてみたい人に、おすすめの成り上がり方法でした
鳶職きついのまとめ
以上でまとめます
鳶職とは
- 鉄骨鳶
- 重量鳶
- 足場鳶
の3つの種類があります
鳶職はきついですが、若いうちは労力に見合った給料を手にできます
しかし鳶職は
- 体力面でも
- 精神面でも
きつい部分が多くあります
確かに
- 中卒でも
- 学歴が無くても
高収入を期待できる職業ではあります
しかし、自分の体が資本なので休むと0円です
時間と命を削った報酬と考えたら、メチャ低いので若いうちに知識と信頼を得ると割り切りましょう
僕のおすすめは、鳶職の経験を生かし、国家資格である移動式クレーンの免許を取る事です
これからは現場の仕事の環境も変わるかもしれませんが、僕が携わってきた20年間では大きく変化はしていないので、参考になるはずです
とはいっても、鳶職はきついのでやめたいならさくっとやめるのもありです
親方に叱られ続ける人生から解放されたいなら鳶職をやめたいけど【怖くて言い出せない】今すぐ逃げても大丈夫で、解説しています
ちなみに鳶職で負けない体を作るなら筋トレをしましょう
確かに鳶職後の筋トレはきついです
しかし、だらだら家で酒を飲むなら筋トレをした方が将来的にもおすすめです
効率よく筋肉を増やす方法は筋トレBIG3のみで爆速で理想の体型へ!自重や家でのやり方保存版で解説しています
という訳で、今回は以上になります
最後までご覧いただきありがとうございました
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