鳶職の事故が多い3つの理由|経験した事故例と防ぐポイントを解説

これから鳶職をしてみたい人
ガテン系の仕事は給料がいいと聞くので鳶職をしたい。でも事故が多いって聞くけど本当のところはどうなの?
具体的な事故例とかを知れば、事前に回避できると思うのでよろしくお願いします。
本記事の内容

鳶職の事故が多い理由

鳶職の具体的な7つの事故例

鳶職の事故を防ぐ3つのポイント

この記事を書いているボクは鳶職経験10年、現場経験は20年ほど。

現役でガテン系作業を、1年で300日以上をこなしているのでそれなりにいろんな事故をみてきました。

そんな背景のボクが記事を書いていきます。

経験談に基づいた”危険を回避するポイント”も記事に散りばめました。自分でいうのもなんですけど、これから鳶職をしようとしている人にとっては割と有益な記事だと思います。

3分で読めますよ。最後までお付き合いくださいませ。

鳶職の事故が多い3つの理由をガテン系20年が解説

 

鳶職は事故が多くて危ないイメージ。

でも実際のところはどうなのか?気になりますよね。

ということでガテン系歴20年のボクが鳶職が危険な理由を解説します。

 

鳶職が危険な3つの理由

 

  1. 高所作業
  2. 飛来落下
  3. 重量物を扱う

 

上記の3つになります。

 

鳶職の仕事内容にもよるけど、ほぼ全て高所作業。当然ですが落ちると死にます。

自分が落ちないにしても、落とす場合の飛来落下も考えられるのが鳶職。自分だけじゃない第三者を巻き込む可能性があるのも鳶職が危険な理由です。

また、鉄骨鳶や重量鳶は扱うモノが重すぎでして、とてもじゃないですが人力では歯が立たないものばかり。挟まれたら即死は免れないでしょう。

ちなみにボクは足場の4段目付近から落下したことがあります。生きてますが痛かったですよ。

 

鳶職だけじゃない!ガテン系と他職の事故率を比較

 

鳶職しかり、現場で作業するいわゆるガテン系と言われる職種は常に危険と隣あわせ。当然事故率も高くなります。

 

鳶職はガテン系で群を抜いて危険ですが、事故率で言えば現場全体が危険。

たとえば、比較的安全そうなペンキ屋と言われる塗装工でも、足場を使う作業なら高所作業になり、危険。

逆に、安全そうな現場監督でも配属されたばかりの新米が、スラブ(床)から転落して死亡したりという事故も発生しています。

つまり鳶職は危ないけど、特別ってわけじゃないです。現場内に安全な場所はないので気をつけましょうという感じです。

極端に言えば休憩所すらも副流煙で病気のリスクがあります笑。考え方しだいですね。

 

事故率でいえばどんな職種でも危険

 

ぶっちゃけどんな職種でも危険でして、極端にいえば生きているだけでリスク。家にいても危険はありますよ。

カップラーメンを作る時の熱湯で大火傷とかもリスク。

鳶職やガテン系は危険ですが、営業職でも交通事故で死亡する可能性もあるし、家にいても災害に巻き込まれる可能性も。

鳶職が危険だからやらないというなら極論、地下シェルターに医者と引きこもり、常に心電図をみながらの生活をするしかないでしょう笑。

まぁ極端すぎる考えですが割と考えとしてはそんな感じです。

 

鳶職の具体的な7つの事故例【重大事故は3つ】

 

鳶職にはどんな危険があるのか。具体的な事故例をみていきます。気をつけましょう。

 

死亡リスクあり3つの事故例
  1. 転落
  2. 挟まれ
  3. 熱中症
軽度でも危険な4つの事故例
  1. 飛来
  2. 転倒
  3. 破損
  4. 感電

 

重大事故例その1:転落

 

昔ほどは少なくなりましたが、いまだに多いのが高所からの転落です。

転落は一番多く、死亡確率も高め。毎年のように高所からの転落という悲劇が繰り返されています。

 

結論:安全帯をつかいましょう

面倒でわずらわしいのはわかりますが安全帯を適正に使用して万が一に備えましょう。

ぶら下がったら恥ずかしいけど、死ぬよりはマシ。笑い話くらいにしておくのがよさそうです。

補足:安全帯は適正に

 

安全帯は腰よりも高い位置にかけてくださいね。

足元にかける安全帯は、金魚すくいの”ふやけたもなか”と一緒です。まじで耐えられませんよ。

 

重大事故例その2:挟まれ

 

鳶職では挟まれによる事故も後を経ちませんよね。

鉄骨に挟まれて鳶さんが死んだというニュースをたびたび耳にしますし、業界ではよく聞きます。

鉄骨鳶さん以外でも重量物を扱うなら注意すべき災害が挟まれです。注意しましょう。

 

重大事故例その3:熱中症

 

意外なのが熱中症。たかが熱中症と思うなかれ。舐めていたら死にますよ。

 

帰宅後が一番危ない熱中症

熱中症で一番危ないのが帰宅後なんですよね。

鳶職時代の真夏の暑い夜、鳶仲間と飲んでいた時の話。一人がちょっと今日は暑すぎたから早めに寝ると言い出して、就寝。

その後しばらくして隣の部屋から電話がなって話を聞くとどうやら、動けないので助けて欲しいとのこと。

冗談だろ、隣にいるんだから電話は大袈裟だろうと思ったけど割と本気だったみたいでして苦しかったらしいです。

 

熱中症での死亡例の多くは帰宅後です、暑い中の仕事は大変ですが決して無理はしないように。体調が悪ければすぐに名乗り出ましょう。

 

二日酔いはまじでやばい件

熱中症になりやすいのは体調不良の人です。多いのが二日酔いや寝不足。

若いうちは給料もいいのでスナックキャバクラにいってハメを外しがちですが、二日酔いは熱中症だけに限らず危ないので注意しましょう。

お前がいうなって話なんですけどね。

危険な事故例その1:飛来

 

落ちるのも危険ですが、落とすのも危険。それが鳶職です。

またボクの鳶職時代の話ですが。横浜の人通り多い現場での足場がけの作業。

足場を組んでいましたが、10メートル下は大勢の人が歩いている状況。もちろん落としたら翌日の大ニュースとして取り上げられるでしょう。

マジでであれはメンタル病みそうになりました。

鳶職は怪我をする危険もありますが、怪我をさせる危険もあることを理解しておきましょう。

 

危険な事故例その2:転倒

 

転倒による怪我も多いのが鳶職。重い材料を担いだままの転倒は命に関わる場合もあります。

また鉄筋上など足場の悪いところでの転倒は目に鉄筋が刺さったりというリスクも。

転倒しないためにも足元をよく確認して、引っかかるようなズボンは履かないようにしましょう。

鳶職のズボンがダボダボなのはなぜ?安全で快適に作業できる5つのアドバイス

 

危険な事故例その3:破損

 

破損も地味に多い災害であり、気をつけるべきポイントです。特に改修現場に多いイメージ、第三者が多いからですね。

駐車場に隣接した現場などは第三者の車、道行く人に注意しましょう。

 

いまは材料の軽量化などに伴って、アームという足場材をみなくなりましたが、ボクの若い鳶職時代は枠と枠をつなぐアームの落下が多かったです。

マジであのアームはやばい、なくなってよかったです。

枠のピンを開発したひとにはマジで感謝。

 

危険な事故例その4:感電+α

 

意外なところで感電にも注意が必要。ボクが体験した感電は電動ドリルでの感電と、ボルト本締め作業のシャーレンチ。

雨降りの作業のアンカー打ちによる電動工具の取扱には注意しましょう。

漫画のように骨が見えるほどじゃないにせよ、痛いですし、場合によっては感電によって電動工具から手を離せなくなる場合も。

夏場の汗も感電の原因になりえますので注意しましょう。

 

感電といえば落雷も怖いところ

高所作業なので落雷の危険性も高まりますよね。

またクレーンを使った揚重作業の場合、クレーンのブームに落雷する可能性も高くなります。

クレーンは鉄板上に設置することが多いので落雷すると、クレーンのブームを伝って感電。鉄板上にいた人全員がぶっ飛んだという事例も聞いたことがあります。

落雷の危険も頭に入れておくとより安全ですよ。

鳶職での事故を防ぐ3つのポイント

 

鳶職や現場内は危険だと認識できたところで、防ぐためのポイントを解説していきます。

 

事故を防ぐ3つのポイント
  1. 報・連・相をする
  2. 現場に適した服装
  3. 無資格作業はしない

基本的には上記です。

 

大前提:無理をしない

 

出来ないことは出来ないと言いましょう。

 

鳶職に限らず、事故を起こす原因の多くは無理をしたばっかりに事故を起こしたという事例。

無理は自分の範疇を超えるので当然、失敗のリスクも高まります。結果、失敗して重大事故に。

車の運転でも同じですよね。無理な追い越しは事故のリスクが高まります。

鳶職に限らず現場は常に危険と隣り合わせ。決して無理はしないようにしましょう。

 

報・連・相をする

 

報告・連絡・相談の略でして、文字通りなんですが、危ない箇所をみつけたらそのままにしないですぐに報告。

危険な場所を放置していれば、他職の怪我にも繋がります。

現場の危ない箇所を放置せずにすぐに連絡、そして報告。修正するべく相談しましょう。

 

鳶職を始めたばかりだから言って遠慮しなくてもいいですよ。初心者だろうが玄人だろうが危険を指摘することは関係ありません。

 

現場に適した服装

 

現場は危険がいっぱい。安全な服装をしましょう。

現場に適した安全な服装とは

  • 安全帯をする
  • 安全靴を履く
  • 革手を装着する
  • ヘルメットをしっかりかぶる

このあたりでしょうか。

 

基本的ですが、ヘルメットはしっかりとかぶりましょう。ヘルメットの中のタオルは危険です。

鳶職とかタオルを巻いているイメージですが、タオルを巻いたままヘルメットをかぶると万が一、転落した時簡単に脱げてしまいます。

実際、ボクは足場の4段目から転落したとき、ヘルメットがどっかにいきました。背中から落ちたので助かりましたが痛かったです。

 

おすすめなタオルは手ぬぐい。薄くて汗も吸うけどヘルメットをしっかりとかぶれます。

 

安全帯をする、革手袋、安全靴。この辺りはもはや常識です。足袋もいいけど危ないですよ。

 

ボクも鳶職を始めたばかりの頃は足袋を履いていましたが、危ないです。

そのとき聞いた話によると、アンチの爪を足の親指に落として飛んだらしいです…。足袋の中は千切れた親指と血で溢れていたそう…。痛いですよね。

安全靴は大手のゼネコン仕事をするならこちらも常識です。

 

ダボダボすぎるズボンはやめましょう。というかダボすぎるズボンは今時ナンセンス。かっこいい鳶さんはダボすぎるズボンははかないし、いまはスマートが主流です。

引っかかるし動きやすさを確保しつつ快適にかっこいい服装で鳶職の仕事をこなしましょう。

鳶職のズボンがダボダボなのはなぜ?安全で快適に作業できる5つのアドバイス

 

まとめ:鳶職での事故を防ぎ安全作業でお願いします

ということで以上です。

 

鳶職は危険ですが、そんなことを言っているようじゃどんなことも危険だらけです。

防ぐポイントを知っているだけで事故は防げます。

 

現場ではヘルメットを被り安全帯をする、危険な作業は無理をしないなど自分で身を守りながらガッツリと稼いでいきましょう。

鳶職は、きついですし危ないと思われがちですが、安全作業をしていれば危なくないですよ。給料もいいので割とおすすめです。

 

鳶職は中卒関係なく給料も上がるのでやってみる価値はあります。下記の記事で詳しく解説しています。

鳶職は中卒で給料いくらという概念がない【2021年最新年収公開】

 

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鳶職はきついし思っている以上にハード【鳶経験10年のアドバイス】

 

 

 

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