鳶職に刺青が多い3つの理由【実際に体感したデメリットも紹介】
鳶職に刺青を入れている人が多いけど何か特別な理由があるのかな?
コレから鳶職をしていくけど、かっこいいから刺青を入れようかな?

 

鳶職時代、20歳の頃に刺青を入れました。周りも刺青を入れている鳶職人が多いです。

 

ちょっとしたワンポイントタトゥーが入っている人や手首までがっつり和彫が入っている人、今でも現場にいくと刺青が入っている人がほとんどです。

 

強面ならもちろんのこと、こんな優しそうな人まで刺青が?って場合までシーンは色々。

そんな背景のボクが鳶職の刺青について書きます。

 

これから鳶職を始める人、もしくは刺青を入れようか迷っている人は最後まで読んでください。

とはいえ、ネタバレですが刺青はおすすめはしません。その理由もあわせて解説していきます。

 

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鳶職に刺青が多い3つの理由

 

鳶職に刺青が多い理由は以下の3つです。

  1. 江戸時代の職人説
  2. 身元確認のため説
  3. それ系の会社が多いから説

というか単純に、目立ちたいって理由もあると思いますけど笑。

 

江戸時代の職人説

 

江戸時代には火消しとして活躍していたのが鳶職人。

 

また火消しだけではなく、喧嘩の仲裁などにも進んで割って入ることで町人からは人気物。

鳶職人以外にも大工や左官といった職人が、自分の刺青を競って刺青ブームになったといいます。

 

つまり、江戸時代の職人にとっては刺青は独自の美学だったわけです。

その名残で職人には刺青を入れている人が多いということでした。

江戸時代の鳶職人、かっこいいですね。

参照:https://irezumitattoo.tokyo/bunnshin-horishi

身元確認のため説

 

鳶職が刺青を入れる理由として、身元確認のためという説。

鳶職は危険な職種で常に危険と隣り合わせです。

高所からの墜落や重量物による挟まれなどで大怪我をして、たとえ顔がぐちゃぐちゃになってしまっても刺青があれば身元がわかるという理由で刺青を入れる説。

今よりも安全面がずっと乏しかった昔なら納得の理由です。

 

とはいえ、今の時代なら身元確認の免許もあるし、なんなら一緒に働いている人も大勢います。

顔がぐちゃぐちゃにならないように安全作業でお願いします。

 

それ系の会社が多いから説

 

鳶職に刺青が蔓延しているのは、それ系の人が多いからって理由。

たしかに、それ関係の人が社長だったりする場合は多いです。

類は友を呼ぶじゃないけど、それ系の人が鳶職をして友人のセガレや友人の友人は、またそれ系ってこともあります。

鳶職に刺青が多い理由はそれ系の人が多いからって理由も納得ですね。

 

これから鳶職をやっていくなら【刺青はおすすめしない】

 

なぜなら世間的にもイメージが悪いからです。鳶職で刺青が入っていればなおさら世間からの風当たりは厳しいものになるはずなので。

 

自称鳶職というニュース

 

飲酒運転や暴力沙汰のニュースで容疑者は「自称鳶職」とかって聞いたことありますよね。

鳶職って何もしていなくてもイメージが悪いです。ダボついたズボンで刺青がちらついていればなおさらイメージが悪いでしょう。

これから鳶職をやっていくなら刺青はおすすめしません。

 

人を見た目で判断するべきではない

 

でも実際、人は見た目で判断しますよね。

温泉やプールがいい例でして、いくら仏のような優しさを持っている人でも、刺青が入っていれば誰も近づかないですよ。

そもそも刺青があるとプールとか温泉にすらはいれませんし。つまり全て見た目で判断されているわけです。

 

ライフスタイルは変化します

 

これから生きていく上で実にさまざまな出来事が待ち構えているかと思います。

例えば結婚。向こうの親が刺青を入れている鳶職なんてけしからんとかの考えだと、せっかくの結婚もうまく行かない可能性もありますよね。

 

今はよくても将来はどうなるかわからない

今はよくても今後、ライフスタイルが変わるかもしれません。

鳶職を一生やっていくし、刺青を入れても人生にはなんの支障もない。と思っていたとしても思わぬ理由で転職せざるを得ないかもです。

刺青があったせいで大きなチャンスを逃したら最悪ですよね。

ということでコレから鳶職をしようとしているけど刺青を入れようか迷っているなら今一度立ち止まって考えてみてください。

それでも入れるんだというなら止めません。

刺青を入れた鳶職のボクが体感したデメリットを紹介

 

コレから鳶職をしようと思っているなら応援しますが刺青はおすすめしません。

ということで、鳶職として刺青をいれたボクが感じたことを紹介します。デメリットしかないですけどね。

 

単純に痛い

 

一般的に筋彫りが一番痛いと言われています。

その筋彫りの時の針の本数で痛みも変化します。ちなみにボクが最初入れてもらった彫り師さんの筋彫りの針の本数は7本。

後に違う彫り師さんの話を聞くと「うわ7本。痛かったでしょう笑」と言われました。

刺青を入れるというのは単純に痛いです。

参考までにどうぞ。

 

どんな痛み?

よく聞かれるのが痛みの種類です。

人それぞれでして、錆びたカッターで切られている感じとかの表現が多いです。

ひたすら針で刺されているわけですが、針で刺されている感じではないです。

 

ちなみにボクが感じた痛みは「ジーっとした音とともに熱いお湯をかけられている感じ」とでもいっておきましょうか。

 

仕事がら不衛生

 

過酷な労働条件である鳶職。当然汗の量がハンパないです。

そして刺青を入れたからと言って現場を休めるわけはありません。

結果、入れたばかりの刺青からの血やその他の分泌液とが混じり合い、しみるわ痛いわ不衛生だわで大変。

鳶職で刺青を入れると不衛生だなと感じた瞬間でした。

 

温泉・プールは入れない

 

鳶職とは直接関係ないですが、刺青があると温泉やプールには入れません。人は見た目で判断します。

当時の鳶職時代、忘年会とかは温泉施設を借りて宴会をすることが多かったです。そんな健康センター系は当然、刺青お断り。温泉で日頃の疲れを癒せません。

 

当時のボクは温泉なんて別に入らなくてもいいし、なんなら体の汚れが落ちればいい派でした。38歳にもなると伸ばせる温泉もたまにはいいかなと思うように。

ライフスタイルは変化します。

 

子供行事では常に長袖

 

子供の運動会などでは暑くても常に長袖です。

ちなみになん人かは刺青が理由で長袖なんだろうなという人もいます笑。

刺青が入っているからといって悪いことをしているわけじゃないしってオープンなボクも、さすがに子供の行事だと刺青が気になります。

そんな思わぬデメリットがあるので注意です。

 

自由なファッションができない

 

最近のボク刺青が見えていてもさほど気にしていません。

でもなぜか、昔は気にしていました。

結果、夏でも七分袖だったり、長袖だったりで当然めちゃ暑い。

 

ボクは服に興味がないのでストレスを感じませんが、刺青のせいで着る服が限られるのは、おしゃれな人なら結構なストレスになるはずです。

刺青を入れるとファッションにも制限がかかります。後悔をしないようにしたいですね。

 

刺青が入っていても鳶職人としてやることは変わらない

ということで、今回は以上です。

まとめると鳶職に刺青が多い理由としては

  1. 昔の名残り
  2. 身元確認説
  3. そっち系の会社

(単純に目立ちたい人が多いって節もあります)

 

ちなみにボクは刺青を入れていますが、38歳。後悔はしていません。

とはいえ、これから鳶職を始める人は個人的におすすめはしないです。

 

若いうちはいいとしても

これから多分色々なライフスタイルの変化があることでしょう。そんな時、うわ、消したいなと思っても時すでに遅し。

ぶっちゃけ、刺青を入れるメリットはありません。強いて言えば子供に「パパのここに鬼いるね」って言われるくらいかと笑。

 

ということでこれから鳶職を始めるにあたってカッコつけるための刺青ならやめておきましょう。

 

刺青を入れたとしても鳶職としてやっていくならやることは変わりません。鳶職を始めるにはこちらの記事が参考になります。鳶職経験10年の全てを書きつづりました。

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