
・ガテン系で日々働いているけど、時代遅れ感がすごい、マジでオワコンだよな。
・工場の派遣は安すぎる、建設業は給料がいいようなので転職を考えているけど、建設業の未来ってあるのかな?オワコンだよね?
・建設業に就職、転職を考えているけどぶっちゃけオワコンですよね?
このような悩みを解決します。
建設業で働き、20年が経ちました。いわゆる業界20年ってやつです。
しっかし建設業は今も昔もほとんど変わりませんよね、体制も給料も。
建設業だけでなく、世の中はくだりのエスカレーターに乗っているようなものでして、進化しない業界は生き残れません。ということで変化しない建設業に未来はないかもしれません。
とはいえ、建設業はこれからもなくならないと思います。なぜなら人間が人間らしく快適に暮らしていくためにはインフラ工事が必須だからです。
この記事では、建設業がオワコンだと思う理由を述べた後、建設業がなくならない理由と生き残る方法を建設業界20年選手が考察します。
最後まで読むと、ホワイト建設業への転職も可能です。
学歴不要で高収入をえられる建設業の未来は明るいかもしれません。
ではいってみましょう。
コンテンツ
建設業がオワコンな5つの理由
建設業に未来はないとか、オワコンと言われる理由は主に以下の5つかと思います。
- 3K
- 頭悪い人が多い
- パワハラが横行している
- サービス残業が多い
- 休日が少ない
建設業で20年働いていますが、ホントしょーがない。
けど解説します、ね。
3Kでマジオワコン
建設業はきついし汚いし、危険。いわゆる3Kってやつです。
これに加えて北の冬は寒すぎる問題が発生します。
3K+気候問題です。
東北で鳶職をしていましたが、冬はまつ毛が凍ります。12月25日、ホワイトクリスマスと浮かれる暇もないほど建設業での鳶職はキツい。
建設業はきついし汚いし危険ですし、暑いし寒い。
オワコンだと思われても仕方ないかもしれません。
頭悪い人多すぎ
現場で働いているとマジで頭悪い人が多すぎでして、たまに幼稚園レベルでビビります。
たとえばトイレの張り紙。大手のゼネコン現場ではなくなりましたが、いまだに多いのが「ガムは捨てないでください」などの張り紙です。
一般人からすれば当たり前レベルでも建設業ではわからない人が多いです(だから注意される)。
実際に学歴は低い傾向にあるのでしょうがないですが、頭悪いしガラも悪いのが建設業ではないでしょうか。
- 鳶職が底辺と言われている理由クズ人間の特徴【中卒でも年収700万】 (2020-05-04 13:49:11)
パワハラが横行
昔の職人の口癖は「仕事はみて覚えろ」です。
いまだに勘違いして、何も教えない職人気質の輩が蔓延っているのが建設業。
そしてそんなやつに限って仕事覚えが悪いなど怒鳴り、パワハラが横行してしまっています。
昔は怒られながら仕事を覚えたもんだと武勇伝を語り、結局何も教えずイライラして怒鳴り、パワハラ。
これでは若手が育たない環境と言われてもしかたがありませんよね。
若手を使い捨てにする傾向も、建設業の闇ともいえるでしょう。
サービス残業多すぎ
建設業、主に若い監督に多いのがサービス残業。仕事が立て込みすぎて病んで過労死自殺はまだ記憶に新しいです。
新国立競技場の地盤改良工事で施工管理をしていた23歳の新入社員の男性が2017年3月に過労自殺した問題で、男性が所属していた建設会社は17年7月21日、日経コンストラクションの取材に対して管理体制に不備があったことを認めた。男性が自殺する直前1カ月の時間外労働は200時間を超えていたが、会社は把握していなかった。
実際に職人が17時で仕事の終了報告をしにいく場合でも、仕事をしている監督さんがほとんどでして、職人よりも先に帰った例はほぼみたことがありません。
※派遣の監督さんは17時きっかりで帰宅している例もありますよね。
中にはサービス残業ではなく、正当な賃金をもらいつつのホワイト企業もあるかもです。が、いまだに多いのがサービス残業や過度の仕事量。
オワコンだと言われても仕方ないかもしれません。
休日が少なすぎ
建設業は祝日が仕事なのは当たり前で、休日が少ないのもオワコン理由の一つではないでしょうか。
大手のゼネコンでは土日祝日休みが多くはなってきているものの、結局は休日でも(祝日、土曜日)稼働している現場に回されるだけが現状です。
監督さんは休日が多くはなってきている様子ですが、職人は基本休みは少ないです。
3Kで休みがない建設業ってマジでオワコン間が半端ないですね。
建設業の未来・今後についての見解【なくならない理由】
ここまでは建設業に未来はなくオワコンな理由を解説してきました。
が、建設業はこれからもなくなりませんしなんなら将来は明るいかもしれません。
なぜなら人類が快適に生きていくにはインフラ工事は必須だからです。
インフラ工事をしなければ快適な生活ができない
マンションの経年劣化による改修工事では足場が必要なので足場鳶の出番となります。
道路が陥没して車の運転ができないなどの緊急事態では、快適な生活ができないだけでなく物流が滞りライフラインが絶たれるでしょう。
つまり、インフラ工事をしなければ快適に生活が出来ないだけでなく、食料の確保などができなくなってしまいます。
人間が人間らしく生きていくにはインフラ工事は必須です。建設業は今後もなくならないといえるでしょう。
人手不足は外国人労働者で解消
建設業はなくならないとはいえ建設業の若者離れがすすみ、人材確保が難しいのが今の建設業で先細っているのは事実です。
しかしここにきて、外国人労働者のレベルが上がってきていてビビる毎日。
たとえば、クレーン作業。
以前は日本語もままならない外国人労働者だったのが、今では日本人顔負けの玉掛け合図を無線でするようになりました。
※下手な日本人の職人の合図よりも丁寧でうまかったりしますし、昔かたぎの職人は玉掛け合図も適当な場合も多い。
若者離れで人材確保が難しくなってきてはいるものの、外国人労働者のレベルが向上。
日本を助けてくれるという点でも建設業にとっては明るい材料と言えるでしょう。
余談:建設女子が増えている
ちょっと余談ですが女性の職人や監督さんが増えています。
じっさい毎日現場で仕事をしていますが、1現場に一人は建設女子がいるのが現状です。
建設業で働く女性を「けんせつ小町」と名付けて、もっと女性が活躍できる建設業を目指した活動をしている。
土木系、建築系など、あらゆる職種で女性を積極的に採用したり、女性管理職が5年間で2倍に増えるよう働きかけたり、女性が働きやすい現場へと環境を良くして、整備するマニュアルを作成。
それに伴い、企業側も、女性技術者・技能者が活躍できる環境づくりを始めているという。
3Kのイメージが強い建設業も少しずつですが、変化しています。
たとえば女性でも使いやすいトイレ環境だったり、建設材料の軽量化だったりです。
命の危険が伴う高所作業では安全帯ハーネスの義務化など、安全環境も整いつつあります。
男だらけの現場に女性いるだけで華やかで印象が変わりますし、女性が働きやすい職場は昔とは一味違い快適になってきている。
建設女子が増えている事実はオワコン化している建設業にとっては明るい未来といってもいいのではないでしょうか。
衰退していくオワコン建設業で生き残るには?
結論:自分で切り開くしかない
建設業はオワコンでも体制が整っている素晴らしい会社はありますし、年収も平均年収を大きく超える業種もあります。
たとえば僕は38歳中卒ですが建設業でも年収は700万円ほどです。
鳶職を10年経験し、3Kでオワコンなので勉強してクレーンオペに転職しました。建設業で生き残り快適に稼ぐには勉強は必須。
※3Kのきつい、危険、汚いから→楽、高収入、快適に。
ちなみに建設業には多くの資格がありますが、転職に有利な資格は免許のみといってもいいです。
資格を取得するとはいえ、あってもなくても同じような特別講習などではなく免許レベル、国家資格レベルがいいですね。
※技能資格などは転職に有利ですが、なくても転職は可能ですし、給料に差はほぼありません。
オワコン建設業で生き残るにはスキルや技術を取得しましょう。
fa-check転職先の確保も重要
転職先を確保してフットワーク軽く、転職先を確保しておくとオワコン建設業も乗り切れるでしょう。
セーフティーネットをはっておくイメージ、安全帯も2丁掛けが基本です。
一つの就職先だとパワハラや嫌な職種でも辞められないですが、万が一の転職先の確保が出来ていればニートな状況は免れるはず。
このようなサイトに登録をしておくのはもはや生き残る基本です→助太刀アプリの評判を業界20年目線で解説【料金や口コミ・トラブルも紹介】
転職先を確保しつつ、スキルを磨き、沈みゆく建設業という船と一緒に沈まないようにしましょう。
建設業はオワコンだけど自分次第です
ということで今回は以上ですのでサクッとまとめます。
fa-check建設業がオワコンな理由
- 3K
- 頭悪い人が多い
- パワハラが横行している
- サービス残業が多い
- 休日が少ない
fa-check建設業で生き残る方法
- スキルを身につける
- 環境が整った会社に転職する
- 転職先を確保して最悪な状況を回避する
建設業はここ20年ほとんど変わっていませんし、これからもいきなり変わらないでしょう。
つまり、賢く生き残るには会社の変化を期待するのではなく、自分次第です。
建設業はオワコンかもしれませんが、待遇のいい会社や高収入な職種はたくさんありますよ。
昔ながらのオワコン風潮は淘汰されつつあるので積極的に行動して、終わりゆく建設業の波を乗りこなしていきましょう。