鳶職は30歳から可能?【現場未経験者にはおすすめしない理由】

現場未経験で鳶職に転職を考えているひと
お金が必要になり、今の職種ではきびしいので転職しようと思います。学歴はないけど現場系なら働けそう。鳶職は給料がいいっていうし未経験だけど30歳からでも務まりますか?
鳶職10年の経験をもとに、こんな悩みを解決します。
本記事の内容
鳶職は30歳からでもできるけど未経験じゃきつい理由
30歳から鳶職以外の選択肢を紹介【給料は高め】
の2本立てでお伝えしていきます。
いきなり残酷な真実ですが30歳から未経験で鳶職は丸腰で戦場に乗り込むくらい無謀。言い過ぎかもしれませんがほんとそんな感じです。
学歴がないから現場系の仕事=給料が高い職種=鳶職という考えならまず務まらないでしょう。しかも現場の右も左もガチャもアンチもブレスもわからない未経験ならなおさらです。
ビビらせてすいません、、。未経験で30歳から鳶職って思っている以上にきついのでわかって欲しいです。
とはいえやりがいもありますし、給料がいいのも確かなので頑張ってみる価値は十分にあります。
この記事では30歳からの鳶職はいかにきびしいのかをテーマ書いてあります。が、逆にいえばこの記事に書いてあることを問題なくこなせるようになると30歳からでも鳶職で稼いでいくことは可能。
また記事の後半では、鳶職以外の選択肢もいくつかご用意して実際にボクがやっていることも紹介しています。
3分で読めます。最後まで読むと今の自分に最適な稼ぎ方を再認識できて人生が今よりも確実に楽になりますよ。
30代で建設業に転職を考えているならまずは無料登録→助太刀アプリの評判を業界20年目線で解説【料金や口コミ・トラブルも紹介】

鳶職は30歳からできるけど未経験じゃ厳しい理由

 

よほどの覚悟がないとたぶんきぶしいと思います。

 

理由は後ほど解説するとして、給料が高いってだけで建設業の中で鳶職を選択するのはマジできつい。

思っている以上にハードですし、覚えることもたくさん。工場勤務やサラリーマンで「ブラック企業だ」と騒いでいるようじゃ鳶職なんて務まらないです。

 

鳶職がどのくらいきついのかは、ちょっとここでは割愛しますが鳶職はきついし思っている以上にハード【鳶経験10年のアドバイス】で解説していますので見てください。

30歳から未経験での鳶職がきびしい理由を箇条書きしてみました。

  1. 体力的に厳しい
  2. 覚えることが多い
  3. 高所作業で危ない
  4. 若い子に叱られる
  5. 若い子に気を使わせる
  6. 家族に心配をかける可能性

詳しく見ていきます。

体力的に厳しい

 

いうまでもなく鳶職は体力勝負。朝は8時からですが、基本的に6時集合とかが普通。現場が早出作業とかちょっと遠い現場だと5時集合。4時台なんてこともあります。

そこから現場に到着してから8時から作業して、昼休憩と合間の休憩はあるものの17時まで動きっぱなしです。鳶職の種類にもよるけど、基本的には大手のゼネコン現場の鳶職か町場の足場鳶でしょう。

楽な鳶職なんてなくて、体力勝負です。

ボクは17歳から鳶職を10年経験していたけど20歳も後半になってくるときつかったです、経験者でもキツい。

30歳から未経験で鳶職をするなら、それなりの覚悟が必要でしょう。

鳶職の種類に関しての記事はこちら→鳶職の仕事内容を10年経験者が紹介【足場屋と足場鳶の違いも解説】

覚えることが多い

 

鳶職ってどんなイメージですか?ボクも最初、高いところで作業するんでしょう?くらいに思っていましたが全然違いまして覚えることが多すぎです。

 

これまた鳶職の種類によって覚えることは違いますが、基本的な足場を扱う鳶職なら使う材料の名前だけでも数十種類、パイプの長さや特殊な呼び方も含めると100種類以上になるかもしれません。いや、なるはずです。

 

30歳の脳みそじゃ、普通のひとならきついはず。追い討ちをかけるように仕事環境もきびしいですし、覚えることが多すぎとなると覚えられないですよね。

高所作業で危ない

 

鳶職が現場系でも給料がいい理由が怪我のリスク。危険手当みたいなイメージですね。

当然、高所作業ができないと話になりませんし、使えないです。60歳以上は高所作業が禁止ですが30歳だと制限はないし、未経験だからといって優遇はされません。

 

「高所恐怖症だから無理」とも絶対に言えません。慣れますけどね。

若い子に叱られる

 

鳶職に限らず、建設関係は昔からの職人気質が多い。年功序列で上下関係はあるものの、仕事ができる人が全てです。

仕事ができて年上で怖いが最強ですが…。

 

かく言うボクも、10代で鳶職をしていた時は未経験で50代の使えないおさーん鳶職を、怒鳴りつけていたりもしました。

言葉に語弊があるかもしれないですが、ぶっちゃけこんな業界なのが鳶職であり、建設業です。危ないですし、その人の身を守るためでもありますのでその辺は勘違いしないようにして頂きたいです。

 

若い子に叱られたくなければ必死で仕事を覚えるか、仕事ができないなら何かしらの能力がないと若い子に叱られるし舐められます。

※ボクの若い時、自称ヤ◯ザ上がりの人がいましたが流石に叱ったりタメ口は言えなかったです。このくらい特殊能力?があれば若い子にも叱られず、舐められませんが多分違うはず。

未経験で30歳から鳶職をやるということは、こんな感じだと肝に命じておいたほうがいいです。

若い子に気を使わせる

 

年上だけど新人。若い子に気を遣わせるでしょう。

同僚とか下っ端には「アンチ20枚用意しておいて」とか言う場面でも、「30歳にいきなりタメ語で言うのもなぁ」とか「使えないけど叱るのもなぁとか」。

現場への通勤時、あいのりの車を運転してもらうのもなんだかいいずらいなぁとか、多分思っている以上に年下には気を使わせるでしょう。

 

関係ないと言えば関係ないけど、色々弊害はあるでしょう。

家族に心配をかける可能性

 

鳶職は危険がいっぱいです。高所作業ってのもありますが、何よりも重量物を扱うので常に危険と隣り合わせ。

 

基本的に鳶職は落下、挟まれという死亡災害に直結する作業が基本です。大切な家族に心配をかけることは必然でしょう。

とはいえそんなことを言っていては外に出ることも危険だし、なんなら家にいても病気のリスクがあります。

 

が、鳶職は常に危険と隣り合わせで一歩間違えると死亡のリスクが高いので家族に心配をかけると思っていたほうが良さそうです。

30歳からの鳶職はつらいけどうやりがいもある

 

以上が30歳から鳶職未経験だときびしい理由でした。

とはいえ仕事で使う材料の名前も覚えて仕事もこなして「こいつは使えるな」「新人君はなかなかいいやつ」というイメージを持ってもらうと勝ち。

 

鳶職や現場にはいい人も多いですし、現場系特有のゆるさもあるので工場とかガチガチの規制だらけのブラック企業よりはやりがいもある仕事でしょう。

もちろん鳶職の給料も建設業のなかでは良い方なので、ここまでみてくれてなお未経験でも「鳶職を30歳からでもやってみよう」と思ったら是非チャレンジしてみてください。

鳶職のズボンがダボダボなのはなぜ?安全で快適に作業できる5つのアドバイスで現場デビューする新人さんが気をつけるべきポイントを解説しているので時間がある時にでも見ておいてください。

30歳から鳶職未経験はきつい【おすすめの職種を紹介』

 

前項で伝えましたが、現場系未経験で30歳から鳶職は正直きついです。

とはいえ、学歴もないけど給料のいい仕事をしたいという人のために、中卒で年収700万円のボクがやっている仕事を紹介します。

誰でもできるわけじゃないかもしれませんが、中卒のボクでも出来ているのでほとんどの人は可能。あとはやるかやらないかはあなた次第ってところです。

選択肢としては3つです。

  1. 資格・免許を取得
  2. 派遣からの正社員狙い
  3. 会社に依存しないで稼ぐ

順番にみていきましょう。

資格・免許を取得する

 

学歴が関係ない仕事につくなら何かしらの資格が必要。中でも移動式クレーンの免許をおすすめします。

国家資格ですし、所得さえすれば更新も必要なし。雇用時も全く学歴は関係ない(大手のクレーン会社は学歴が関係してくる場合もあります)ですし、大きな声では言えませんが年収は700万円ほど。

残業と働き方、乗るクレーンによっては年収1000万円も夢じゃないです、現場系ではトップかもしれません。

 

ぶっちゃけ鳶職を辞めて正解でした

これまた大きな声では言えませんが、鳶職を10年経験した身からすれば鳶職なんて辞めて正解でした。給料目当てでこれから未経験できつい鳶職をやるなら確実に免許をとることをおすすめします。

わざわざ体力勝負のきつい鳶職を選択する意味もないでしょう。

給付金サポートあり

 

とはいえ今すぐお金が必要な場合もありますし、いきなり免許費用なんて捻出できないはずです。

今は便利な世の中でして給付金サポートがあります。 

お金をもらいつつ免許を取得できるのでかなりおすすめ。ちなみにボクは自力で資格費用を捻出しました、いい時代になりましたね。羨ましいです。

 

給付金サポートの申請はこちらです

退職コンシェルジュ【合計で531万円のサポート実例】

怪しいリンクじゃありませんので大丈夫です笑

派遣からの正規雇用狙い【悲報】

 

残念ながら学歴が中卒程度なら、ホワイト企業への転職は不可能。

ちなみに転職エージェントにも登録はできるみたいですが、正規雇用は難しいです。

転職の際の「学歴不問」は暗黙のルールみたいで大卒が基準らしい。

日本では、法律により学歴で採用を判断してはいけないという規定があるのですが、実際は確実に学歴を採用基準にしている企業があります。
求職者のみなさんは、どの企業が学歴を判断するのか応募・選考段階で分からないと思いますので、不安要素になると思います。
企業が求職者のみなさんを採用するか見送りにするかは、企業の面接官が判断することで、人の気持ちは本当のところ誰にも分かりません。
選考判断する本人だけが判断の理由を知ることができるのです。

この状況を人材業界では「企業のブラックボックス化」と言います。

また、企業は学歴を基準に採用してはいけないことを知っているので、求人には学歴を基準にする旨の表記はしません。
転職エージェントとして企業と求人の打ち合わせをしていると、学歴を採用基準にしている企業は必ずこのように言います。

『学歴も基準に入れているので、基準に満たない人には求人の紹介をしないでほしい』
https://l-pochi.com/ten/?p=1408

 

上記は検索から引用してきた記事。これが現状です。建設業や鳶職はいろんな意味できびしいです。

 

学歴がなく、どこも雇ってくれそうもないなら方法としては派遣社員として働いて、いい成績を残して正社員雇用をしてもらう作戦もあり。

その際は転職サイトに登録は必須なので今すぐ登録をしておきましょう。

学歴がない人が稼ぐ方法【会社に依存しない】

 

学歴がない人が転職するにはガテン系か営業職しか選択肢がないという状況です。

とはいえ今の日本で必死に苦労して就職して、貰える月の給料がうまくいっても20万とかでいいですか?ボクならちょっと考えます。

今の時代はPCさえあればどこでも稼げる時代ですし、会社に依存しなくても稼ぐ方法はいくらでもありますよ。

 

一つ紹介するとすればwebライター。ボクも本業のクレーンを乗りつつ、副業でwebライターをしていますが片手間で月に5万円は稼げます。本業ありきの片手間で月に5万円なので本業の勢いで月に8時間働けば20万は稼げるはずです。

 

あくまで一例ですが会社に依存しない稼ぎ方は知らないだけで結構ありますよ。鳶職って一人じゃできない仕事ですがITスキルを身につければ対人ストレスはフリー。

具体的なwebライターの始め方は 完全在宅のwebライター2ヶ月で月5万円稼いだ方法と手順を解説【再現性あり】で解説していますのでよかったらどうぞ。

 

それでも鳶職がいいというならまずはやってみて、その体験談をブログに書いてみてはいかがでしょう?「30歳から未経験で鳶職を頑張っているブログ」を開設すれば需要があると思うので意外と稼げるかもしれませんよ。
ブログを開設するならWordPress一択です。下記記事から5分でブログを開設できますのでこの機会に是非。
WordPressの超簡単な始め方【mixhostのクイックスタートなら中卒でも5分で可能】

鳶職は30歳からでも可能だけどきびしい

 

鳶職は30歳からでも出来なくはないですが相当きびしいですし、性格的にも合わない可能性もあります。

とはいえ未経験からの転職はどれも同じような感じですよね。ボクも鳶職を辞めて移動式クレーンのオペさんをやった時は最初の数ヶ月は給料も下がりましたし、覚えることだらけで全てが新人でした、当然ですよね。

鳶職はきびしいですし30歳からだとなおさらですが、給料もいいですしやりがいもあるでしょう。

今回の記事のボクのビビらせ体験談を受け止めつつそれでもやってやるぜという強いハートを持った人なら30歳からでも大丈夫です。

いやちょっと不安だなと思ったら違う働き方も検討してみてくださいね。今すぐお金がなくても給付金サポートを利用すれば猶予はあるのでしっかりと考えてみてください。

社会保険給付金サポート【最大28ヶ月の需給】

 

ということで今回は以上です。

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